つい先日、思うところがあってこれまで続けていたストアカでの動画関連の講座を終了(というか大幅な活動縮小)を決め、その代わりに自分のサイトで新たな動画制作講座の集客をすることにした。
目的は「人」と「体験」
今年に入ってから始めたストアカでのコーチング事業だが、活動していく中でそのサービスを利用する人の属性が僕の提供している内容と一致しない(つまり集客効率が悪い)ということがかなり早い段階で判明し、その解決方法で悩んでいたがベクトル(目的と手法)を変えてみたのがこの講座ということなる。
この講座で得たいもの、それは主にお金ではなく「人」と「体験」のふたつだ。「人」は仕事をお願いできるような志(こころざし)があり信頼できセンスの良い人材を見つける、または生み出すため。「体験」は新しいカタチで他人にこれまでの技術や手法を伝えていくことによって得られる自分自身の体験ということになる。
どちらもお金に直結するモノではないが、僕自身のプロジェクトが軌道に乗り出した時には映像制作者がそれなりの人数が必要になる見通しで、それを手伝ってもらえるような人を発掘したいというビジネス寄りの考えもあれば、単純に自分なりの社会貢献事業としても捉えている。
とはいってもただ「実質無料ですよ」といってしまってはその言葉だけに惹かれてやってくる人が増えてもらっては困る(※この講座は言い値を原則としているがはっきり言ってしまえば払わなくても全く問題がないので気軽に応募して欲しい)。本来であれば何かを得るためにはその対価が必要だ、僕としては「無料だからこそ、他人の技術をその人の時間を割いて教えてもらうということの意味を理解した上で真剣に動画制作を覚えたい」という人に受講して欲しいのでこの講座を受けるためにいくつかの条件と審査を設けることにした。
教えるソフトにアドビなし
この講座ではアドビ製品は一切教えない。もちろんPhotoshopやIllustrator、Premiere・After Effectsは過去ずっと使い続けてきたツールだけに今でも普通に使えるが脱アドビを訴えてきた僕である、2年近く前にCreative Cloudを解約してからというもの一切使用していないし、使いたいとも思わない(=教えたいと思わない)。アドビの製品がメジャーなのは揺るがないが、個人的想いとして低コストで導入でき、かつ業務レベルでも十分使える優れたソフトウェアを広めていきたいと考えている。
講座内容は「動画制作法」と「YouTube運営法」
さて、肝心の内容だが一言でいってしまえば動画の作り方からその発信・活用方法ということになる。
動画の作り方は講座機材選択から撮影・編集までをカバーし、発信・活用方法はサムネイル画像の作り方に始まりSEOに効果的な文言の選定方法など。そこで必要となるツール、例えばサムネイル画像を作ったりするのに必要なグラフィックソフトとしてはSerifから発売されている「Affinity Photo」や「Affinity Designer」の使い方も教えるつもりで、動画編集にはもちろんいつもオススメしているDaVinci Resolveを使用する。
それらを毎月1回程度のグループセミナーで教えつつ、個別、もしくは少人数に対する相談やレクチャーはこちらの都合が合えば開催していくといった内容で、いわゆる家庭教師のようなモノをイメージしてもらえればと思う。伝えるべき内容は動画制作術だけでなくYouTubeチャンネルの運営方法や、YouTubeを使ってビジネスを獲得する方法などのノウハウなど多岐にわたるが、単純に動画制作術(DaVinci Resolve・Affinity Designer・Affinity Photo)だけをマスターするだけでも今のYMRchannelと同等のクオリティーのものを作ることができるハズだ。
先にも書いたとおりこの講座はお金が目的ではない、条件と審査はあるが意外(?)にユルイ基準なのできちんと映像制作を仕事としたい、もしくは活用したいと考えている方は気軽に応募してもらいたい。
動画制作講座について
https://kyokuti.jp/training
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グラフィック制作・PVやYouTube用の映像制作をやりつつ、YouTubeでのチャンネル運営サポートやコンサルティング、勉強会といったことを扱ってます。
割とヒマな人、2019年頃にアドビ製品を全部絶った「脱アドビ」を達成。
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