日本時間で本日の午前12時、DaVinci Resolve 20が登場し多彩な新機能とパワフルなAI技術が映像制作の効率性を大幅に向上させています。以下、主な新機能をカテゴリ別にまとめてみました。
全体を見渡してみるとAIを駆使した機能(=有償版限定の機能)の機能強化がこれでもかってほど強化されていて別のソフトみたいになってます。
毎度のことながらパブリックベータとしてリリース、使ってみたいという人は業務利用される方はもちろんホビーユーザーも事前にデータベースのバックアップは必須です。
全般的な機能強化
- 専用のカーブビューとタイムラインドロワーを備えた改良型キーフレーム
- Blackmagic Cloud共有フォルダをメディアプールにインポート可能
- AI IntelliScript:提供されたスクリプトに基づきタイムラインを自動生成
- AI Magic Mask v2:ブラシ機能付きでさらに進化したマスク機能
- AI Dialogue Matcher:クリップのトーンやレベル、残響を自動マッチ
- AI Audio Assistant:ミックスを自動で仕上げ
- AI IntelliCut:無音部分の削除や話者ごとのダイアログのチェッカーボード化
- ディープイメージコンポジットツールセット
カットページの新機能
- 音声収録パレット:キュー、音声ツール、テレプロンプター
- セカンダリートラックでのリップルトリミング可能
- リプレイマルチビューで過去に使用したカメラアングル表示
- ライブ上書き編集に検索ダイヤル対応
- タイムラインミニビューにコンテキストメニュー追加
編集ページ
- AI Multicam SmartSwitch:マルチカム映像の角度を自動切り替え
- AI VoiceConvert:組込みモデルおよびユーザーが訓練可能な音声変換
- ソーステープ対応
- コンパウンドクリップをタイムラインから開く際に再生ヘッド位置を維持
- カラーグレーディングページ
- Resolve FX Depth Map v2
- 新しいクロマカラーウォーパー
- Open Color IOをResolve FXとしてサポート
- 垂直動画向けの最適化されたUIレイアウト
- Samsung LogやACES 2.0に対応
Fairlightページ
- EQが6バンドに拡張、EQとゲインがFairlight FXとして利用可能
- Fairlight Chain FX:頻繁に使うプラグインのチェインを作成・復元
- オートメーションのチャンネルごとのモード切替対応
Fusionページ
- 180 VR対応、ベクターワーピングツールセット追加
- マルチレイヤーパイプラインがOpenEXR、PSD、ステレオ3Dに対応
- ネイティブなCryptomatteワークフロー対応
アプリケーション全般
- コーデックのサポート拡張
- Windows/LinuxでApple ProResエンコード対応
- NvidiaシステムでMV-HEVCエンコード対応
- Sony Burano 2.0とRED SDK 8.6サポート
- AIモデルや追加素材のダウンロードマネージャ搭載
- 超広角ディスプレイでのデュアルスクリーンウインドウ有効化
- OCIO 2.4.2およびACES 2.0サポート
- Nvidia Blackwell GPUおよびCUDA 12.8サポート
▼キョクチが制作・販売している動画教材▼

グラフィック制作・PVやYouTube用の映像制作をやりつつ、YouTubeでのチャンネル運営サポートやコンサルティング、勉強会といったことを扱ってます。
割とヒマな人、2019年頃にアドビ製品を全部絶った「脱アドビ」を達成。
映像制作やYouTube、動画マーケティングなどに関する情報を配信中。