YouTubeを始める前に決めるべき3つのコト

皆さんはYouTubeに動画を投稿したことがあるだろうか？動画をただ投稿するだけであれば今の世の中、それなりの割合の人はその経験があるかと思うが、それじゃあきちんと目標を持って継続させようと腰を据えて取り組まれたかと言われるとどうだろう。今回はそんな「YouTuber予備軍」に対して僕がいつもコンサル業で説いていることの一部をお伝えしたいと思う。

作り始めるその前の段階こそが大事

何事にも始まりと終わりがあるが、YouTuberへの第一歩は動画を撮ることでもなく機材を買うことでもない、その前にきちんとしたプランを考えることだ。

プランの内容自体は人それぞれの優先順位があるだろうからそこはいい、ここで僕が伝えたいのは、決めるのを忘れてはならない3つのコトだ。
ここでいう3つとは「目標」や「ゴール」といったものは当然のこととして省き、それ以外、以下の事項となるがその理由については後で順に述べていく。

自分がやりたいコンテンツを決める
絶対に売れると思うコンテンツを考える
自分がやりたくないコンテンツを決める

自分がやりたいコンテンツを決める

目的・目標がどうであれ、自分が作ってみたいコンテンツや挑戦してみたい表現というものは誰しもがあると思う。その想いを極力たくさん書き出し、整理した上で他人にも話せるくらいにまとめておこう。

絶対に売れると思うコンテンツを考える

扱うテーマによっては鉄板といわれるようなネタがあるハズ。そういった「自分の扱うテーマにとっての鉄板ネタ」をリストアップしておく。もちろん、その鉄板ネタがわからなくても自分が「これは需要があるに違いない」と思い込んでいるもので構わない、とにかく多くのネタをリストアップするのが望ましい。

自分がやりたくないコンテンツを決める

単純に自分がイヤだと思うコンテンツ・表現をまとめておく。例えば「芸能人の不倫や訃報などといったネガティブな話題は扱わない」といった具合に、とにかく思いつく限り書き出しておく。

継続と妥協の全てはブランディングに繋がる

いかがだっただろうか、最初のふたつに関しては当たり前のこととしてすぐに思いつくかもしれないが、僕がコンサルなどで相手にこの質問をすると、最後の事項に関しては大半の方が意外だとでも言いたげな表情をする。
「やりたいこと」「売れると思うネタ」と、ここまではポジティブな発想なのに最後だけはネガティブワード、これはなぜなのか？

その理由を一言でいうなら「コンテンツを継続して作っていくための作業だから」だ。やりたいコンテンツや売れると思うネタはすぐに出し尽くしてしまうだろう。だが、その後のコンテンツ制作は延々と続く。最初のうちはそれでも何とかアイデアを捻出できるかもしれないがそれでもすぐに限界がやってくる。

そういう時に自分がやりたくないこと、やりたくない領域に手を付けないといけなくなる状況に直面することになるが、その時にこそ「やりたくないリスト」が活きてくるのだ。

僕の場合でいうと、YouTubeを始めた当初からレビュー依頼はきていたが全て断っていた（本当にレビューしたい製品以外のレビューはしたくなかった）が、それだと扱えるネタの幅が拡がらないばかりか配信頻度も上がらない。
この問題を解消するために「これまでやってこなかったコンテンツを如何にして自分の表現に落とし込むか」ということを突き詰めた結果「FASTREVIEW」が生まれた。これによってこれまで漏れていたネタを掬うことができるようになったばかりか、結果としてそのコンテンツを観た企業からの依頼も増え、扱った製品はヤムーポイントの景品になるなどの恩恵が生まれている。

これはほんの一例にすぎないが、ここで大事なのはやりたくないことをやるための妥協と、それを自分のコンテンツとして昇華することの脳内フローを組み上げたことだ。
それはやりたいこと・やりたくないことに対しての明確なボーダーラインを決めているからこそできたことだが、FASTREVIEWのコンテンツはかなりの省力化を図りつつもYMRchannelとしての最低限のクオリティーを担保することができていると考えているが、結果としてそれが集まってブランドであったり自分自身の、自分なりの表現なのだ。YouTubeをやっていく中でそういう選択に迫られることは多々あるが、今回取り上げた3つのことをきちんと実践していれば物事を「自分なりの表現」に転換する術を身に付けられるハズ。最初は難しいと感じるかもしれないが簡単なことから始めてみて欲しい。

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