2,3月くらいから新型MacBook Pro 14インチモデルの発売が近いと噂されるようになっている。
多分噂にあるようにディスプレイを大型化して登場するんだろうと思いつつ、そんな新型に対する思いを少し書いてみる。
ようやく第10世代、ようやく10nmCPUに
新型の目玉はディスプレイやキーボードなど、16インチと共通の強化点以外では多分CPUが最もホットなものとなるはずだ。
これまでの第8世代(14nm)に代わり一気に第10世代にジャンプアップすることでついにIce lake(アイスレイク)という10nmのプロセスルールを採用したCPUになるが、これにより低発熱でありつつ高性能を達成できるようになる。インテルの発表によるとCPU自体の性能アップはそれほどでもなさそうだがGPU性能に関しては2倍の性能を達成しているということだ(第8世代と比較した場合)。実際、リークされているベンチマークでは2倍というほどではないにしてもそれなりの高性能化を果たしているように見える。
それ以上に気になるのは16インチモデルのリリース時期
さて、そんな噂の14インチモデルだが、じゃあ動画編集で酷使できるかと言われたらできるだろうがしたくないしストレスが溜まりそうだ。僕としては iGPUの性能が高いとしてもそれがイコールDaVinci Resolveが快適に使えるということにはならないからだ。
常識で考えてBlackmagicがわざわざ内蔵型のGPUのことを考える必要はそれほどないだろうから最適化云々というのは期待できそうにない(DaVinci Resolveはウルトラハイエンドアプリ。優先して最適化すべきものがあるとすればそれは最新のハイグレードGPUに対してだ)。だとすればリークされている実際のパフォーマンスを見て推測する限り現行のMBP13インチと比較して有意義な性能差を見いだすことは難しいかもしれない。
それに…ライバルであるAMDからはコア数2倍かつGPU性能も上であるモバイル用CPUが登場している。さすがにここまで強力なCPUが対抗馬として出されるといかに新型MacBook Proの登場といってもあまりワクワクできないのが正直なところだ。
というわけで個人的に気になるのが次期MacBook Pro 16インチモデル。CPUは13インチモデル同様Ice lakeとなるのはほぼ確実らしくCPU自体の性能はそこまでの進化はなさそうだ。
肝心なのはそれに組み合わせることになるであろうGPU(ディスクリートタイプ)で、ここがとても気になっているポイント。
最近のMacBook Pro15インチモデルは発売直後になかったRadeon Pro Vega 20を途中で追加したり、それを次のモデルである2019モデルでも継続したりと、少しトリッキーな動きをしていて予測がしづらいと感じる。今のAppleだとAMD Radeon Pro 5500Mを続投させるなんていうことも考えられる(とはいっても、このGPUでも十分にノート用としてはパワフルでDaVinci Resolveはじめ各種グラフィックアプリが快適に動くはず)が、それは多分考えられる一番最悪な未来で、きっと今年の後半にかけてGPUを刷新した次期MacBook Pro 16インチモデルが登場するのだと期待したい。
そうだとすれば今回のアップデートはやはり13(14)インチモデルのみということになるのか、そう考えるとやっぱりあまりワクワクしない。
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