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目がつぶれるほど眩しいフィールドモニター「FEELWORLD LUT5」レビュー

先日のレビュー記事に引き続き今回もレビュー記事。
取り上げる機材はFEELWORLDから発売されたばかりの新製品「LUT5」というフィールドモニター。こちらもすでにYouTubeではレビュー動画を配信している。

前回の記事では動画では触れていなかった情報をいくつか紹介していたが、今回のLUT5については正直レビュー動画にある内容と変わらない。
それくらい底の浅いもとい「シンプルな用途と使い勝手」な製品だということだが、このLUT5最大の強みは何といっても「超明るい」こと。

晴天下でも視認性抜群の超高輝度がウリ

その明るさは僕が知る限りライバル不在の3000ニト。多分現状世界最大級の明るさを持つこのフィールドモニターはとにかく明るい、というか明るすぎる。どれくらい明るいかというとメニュー画面に映る文字がすでに明るすぎて昼間の明るい室内で眺めていてもすぐに目が痛くなるレベル。

おかげで雲ひとつない晴天下においても視認性がとても高い。FEELWORLDが発売している過去モデル「F6 Plus」とも比較してみたが、F6 Plusだと画面が真っ暗で何も見えないところでもLUT5だとはっきりと見える。
2台を並べてみると、明らかにLUT5の方が明るいことがわかる。
F6 Plusの方は…残念ながら真っ暗になってしまいフィールドモニターとしての役割を果たせていない。

晴天下のもとF6 PlusとLUT5を並べてみた。F6 Plusは真っ暗だがきちんと明るさを100%に設定している。
晴天下のもとF6 PlusとLUT5を並べてみた。F6 Plusは真っ暗だがきちんと明るさを100%に設定している。

ちなみに、動画の中では言及していないものの、8800Ahの互換バッテリー使用時においてモニター輝度は1〜20の間で設定すると大体4,5時間ほど連続稼働することを確認している。これくらい使えれば通常業務で困ることはまずないハズだ。

唯一・最大の欠点は「熱」

F6 Plusとの比較を見れば一目瞭然だが、フィールドモニターとしての役割を十二分に果たしてくれるLUT5。
一見して完璧な製品に思えるが発熱という面では平均以下。5度程度の室温の撮影現場において不安になるレベルで熱くなるシーンが何度かあった。

それを勘案してかLUT5はデフォルトでファンの回転速度が100%固定に設定されているが、この設定は変えずに運用した方がよさそうだ。

本体の至るところに吸排気のためのスリットが設けられているものの、それが必要なほどとにかく熱くなってしまう。
本体の至るところに吸排気のためのスリットが設けられているものの、それが必要なほどとにかく熱くなってしまう。

あと、この手の製品としては些細な欠点ではあるものの色の再現性が高くないこと、特定の環境下において階調の再現性が著しく落ちるなどといった場面があったことを報告しておく。

そんな欠点はあるものの、どんなシチュエーションにおいても十分な視認性を確保することができるLUT5は屋外での撮影が多いカメラマンにとっては注目に値する製品なのは間違いない。レビューのあとも気に入ってずっと使っているが安定して動作してくれているので業務でも通用するなという実感を得ている。

FEELWORLD LUT5販売ページ(Amazon)
http://www.amazon.co.jp/dp/B09N8NPV6Q

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