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映像制作者の転ばぬ先の杖「povo2.0」

少し前に地元沖縄に仕事を兼ねて帰省した時にauの提供している「povo2.0」のeSIMを契約、24時間データ使い放題プラン(330円!)を使う機会があった。
普段はドコモ回線、必要に応じてau回線に切り替えられる環境を作る必要性は1年半以上も前から感じていたものの、ようやく実行に移したカタチで、「データ速度は別として(後述)」繋がるエリアをグッと拡げられるという安心感が段違い、これは映像制作者にとって必須の環境だと感じた理由とその使い勝手についてほんの少しだけ書いてみる(詳細書くと長くなるしスクリーンショットも多用しないといけなくて大変)。

クリティカルな場面で圏外になることの危険性

1年半ほど前、知人のブライダル写真・映像制作のために伊豆半島を巡る機会があった。
僕と2人のカメラマンと新郎新婦の2人はお互い別々の車を手配し、撮影日当日に現地到着・合流後「一切の下見ナシ」で伊豆半島を走り回り、環境のいい場所を見つけては撮影をしていた。

本当は撮影チームは前日入りして下見を済ませておくつもりだったが新郎新婦の都合で叶わず…この時点でヤバそうな雰囲気だったが、撮影日当日は天候の変化が極端で晴天と嵐が不規則に入れ替わるような状況。ただでさえ余裕のない撮影スケジュールがこれで絶望的(しかも新郎新婦が1時間以上も遅刻…)になってしまい打ち合わせもほとんどないまま乗車、移動中に電話で連絡を取っていたがかなりの頻度で電波が圏外になってしまいまともに連絡が取れない事態が発生。

僕の利用しているキャリアは前述したドコモ、2人のカメラマンも同じような状況だったがどうやら新郎新婦側の電波は安定していたようで、こちら側の不安定な電波状況に難儀させられていたということが判明。
相手がどのキャリアを使っていたかはうろ覚えながらもauだったかなといった程度だが、このことがキッカケとなりeSIMを利用した(ドコモ以外のキャリアの)副回線が必要だということを痛感。この案件はなんとか載り切ることができたものの、それなりの頻度で僻地に行く機会が多いことを考えて「地方・僻地に強い」と勝手に思い込んでいるau(沖縄だとau一強ってくらいユーザーが多い)をチョイスしたというわけだ。

安心感は高まってもデータ速度はイマイチ

今回はじめてpovo2.0の24時間データ使い放題プランを地元で利用してみた感想としては電波強度は上がるけど実際のデータ転送速度・安定性は良くて同等(もっと僻地に行けば差が出るハズだが、ドコモが圏内であれば無理してau回線に切り替える必要性は感じなかった)。

プランにもよる可能性はあるがいかにも「帯域を絞られてる」と感じる場面が多々あるという印象。大きなデータをやり取りしているとあっという間に体感速度が低下していくあたりドコモ並の懐の深さはauには望めなさそうというのが第一印象(ドコモ回線はかなりヘビーに使い込んでもほぼずっと快適に使える太っ腹仕様)で、速度向上を目的にしている場合はギリギリでもドコモのエリア内であるのであればそのままで、速度ではなく電波の接続性を重視している場面で回線切り替えは活きてくるのかなと思う。

余談だが、ちょっと驚いたのが主回線・副回線のふたつ使える状況になると電波状況を示すアンテナの形状が変化、これには少しテンションが上がるのと、povo2.0は公式アプリを通じて利用するカタチになるがUIデザインが最悪で使いにくいしくどい、消せるものなら消したいといったところ。

なんにせよこれまで以上に僻地に行きやすくなったのはありがたい、業務での活用はもちろん、快適な旅を提供してくれるこのサービスが基本料金無料、必要な時だけ330円/24時間で使えてしまうpovo2.0はオススメだ。

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