「CanvaがAffinityを買収」に想うこと

CanvaがAffinity（=Serif）を買収したらしい。
聞いた瞬間は目を疑ったがどうやら本当、少なくとも両社とも同意の上で契約は済ませたらしい。
アドビのFigma買収劇の失敗という前例はあるものの、CanvaとAffinityの規模であれば確定と考えていいかもしれない。

今から9年ほど前Affinity Photoをリリースと同時に購入、そのモダンな作りと動作速度の速さに感動してその日のうちにAffinity Designerも購入してからというものほぼ毎日使ってきた愛すべきツールだったAffinity Suiteが買収され、これまでのようなビジネスモデルや機能性を維持できるかが怪しくなってきたというこの事実にかなり動揺している。

動揺しているからうまく文章なんて書けないし長文を書く気にもならない。

僕はひとつのプラットフォームでデザインやら動画編集やらの機能をごった煮で提供しているCanvaが昔から好きではないし、アドビのようなクリエイティブ無視の生成AI機能も提供しているCanvaがやっぱり好きじゃない。

生成AI自体は否定しないものの、モノづくりの本質から外れる今の使われ方ではなく、あくまでも制作者をサポートすることに注力するのが本道であると考えている。これまで手作りで作品を作り上げていく楽しみを提供してきたAffinity Suiteだが、それを忘れて安易にCanvaの持つ雑多な機能群や生成AI機能を統合・目玉機能としてくるようなことがあれば、その時はAffinity Suiteには見切りをつけて別のソフトを探すし、これまで運営してきたAffinity User Group JAPANも閉鎖する予定だ。

だからあれほどブラマジが買収すればいいんだと…どこかで言った気がするなあ（遠い目）。