DaVinci Resolve 19がリリースされてからしばらく経ちましたが、前バージョンであるDaVinci Resolve 18との機能の違いをまだ十分に把握していない初心者の方も多いようです。今回のアップデートで大きく変更されたエフェクト機能の中でも、気づきにくいながらも重要なポイントが存在します。
特に「リップル」「デント」「渦」「うねり」といった、いわゆるワープ系エフェクトが「消えてしまった」ように見える現象が話題です。本記事では、このDaVinci Resolve 19 エフェクトに関する隠れた変更点と、問題の解決方法を徹底解説します。
ワープ系エフェクト「リップル」「デント」「渦」「うねり」は本当に消えたのか?
1つ前のバージョンまでは、エディットページ画面左上にある「エフェクト」タブから簡単に適用できたワープ系エフェクト。しかし、DaVinci Resolve 19にアップデートすると、エフェクト一覧から「リップル」「デント」「渦」「うねり」が見当たらなくなっています。
実はこれら4つのエフェクトは完全に削除されたわけではありません。エフェクト欄右上の三点リーダーメニューを開き、「Show Legacy Resolve FX」をオンにすることで、「ResolveFX ワープ」のカテゴリ内に再び表示される仕様に変更されています。そこでShow Legacy Resolve FXをオンにすると以前のバージョンで使用できたエフェクトが一覧に復活・利用することが可能になります。

ご覧のように今回のアップデートで「リップル」「デント」「渦」「うねり」は隠しメニュー扱いに変更されています。文章だと少しわかりづらいと思いますがオフ/オンの時の項目を見比べるとその差は一目瞭然。

これらのエフェクトを使用する際の注意点として「将来のアップデートで消える可能性」があります。
公式発表では完全に廃止されるとは明言されていないものの、今後のアップデートで本当に削除されてしまうリスクは否定できません。単発の作品制作なら問題ありませんが、長期的に同じエフェクトを使う案件には注意が必要です。
Fusionページでは一部使用可能
不思議なことに、Fusionページからは(すべてではありませんが)以前同様にこのエフェクトを利用できます。複雑なモーショングラフィックスや合成が必要な場面では、まだこれらのツールを使えるため、編集作業の柔軟性は残されているといえるでしょう。

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まとめ
- リップルやデントなどのワープ系エフェクトは、DaVinci Resolve 19で削除されたわけではなく、「Show Legacy Resolve FX」をオンにすることで再び利用可能。
- 今後のバージョンアップで、これらの「レガシー」エフェクトが完全になくなる可能性もあるため、継続利用する案件では慎重に検討が必要。
今回取り上げた話題の他にも細かな注意点は案外多いもの。初心者を含め、動画編集に関するトラブルシューティングはオンラインコミュニティ「Step2(ステップ)」を利用するとDaVinci Resolve認定トレーナーに直接質問してスムーズに解決できますよ。
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