映像制作業界においてワイヤレス伝送機器で有名なHOLLYLAND(ホリーランド)から、同社の新製品であるワイヤレスマイクシステム「LARK 150」のレビューを依頼されたので、ここ半月ほど使用した上でレビューをYouTubeにて公開した。
この製品はヤムーポイントを300ポイントで交換可能としたが、真面目な話、当初予想していた音質と安定感を超えていて「自分で使いたいかも」と思える良製品だった。
「小さいは正義」ではないが、実務上メリットの多いワイヤレスシステム
YouTubeでのレビュー本編では触れていないが、前提として僕がこの手のシステムを多用しないのには以下のワケがある。
- カメラ内のノイズを拾ってしまいどうしても音質が低下する。
- 動画データの音声として収録する関係上、WAVなどのポスト処理を考えたフローを採っているため柔軟性に欠ける
- ワイヤレス系の製品は音質以上に安定感が何より大事。安ければいいというワケでは決してない
これらの条件を(2,3番目の条件は完全にクリアできているワケではないものの)クリアしているのがこのLARK 150であり、かなり気に入っている。
操作感は誰でも使えるようなシンプル、持ち運び含め充電ケースから取り出してすぐ使える気軽さ(面倒な設定不要)、それでいて業務に耐え得る音質とくれば買わない理由が見つからない。
懸案事項としてあるのはワイヤレス特有の「安定性」だが、これは混線を防止するような機能がないことを考えるとHOLLYLANDとしては「それでは上位機種を購入してください」ということになるのかもしれないが、定価3万円と少しの製品にそこまで求めるのも酷な話でもあるし、LARK 150はその価格以上の価値を提供しているのは間違いないのでコストパフォーマンスという面で見ても「とてつもない」となる。
本当は直接の競合製品となるであろう「RODE Wireless GoⅡ」とも比較したかったが本編では削っている。
LARK 150とWireless GoⅡはコンセプトが違う製品と感じるものの、Wireless GoⅡは送信機側自体で音声を収録できる機能があり、それは業務で映像制作をしている人間にとってはかなりのアドバンテージになり得るためとても気になっている。
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