メーカーから製品の支給を受けた上でそのレビュー動画を配信していくコーナー「FAST REVIEW」。第1回目は記事にするのをすっかり忘れていたけど、今回はきちんと記事にしてくよ。
ターゲットはデジカメ動画ユーザー
ANDYCINE A6は実売価格2,4000円程度で販売されている外部液晶モニター。主なギミックはデジカメに搭載されているHDMI出力を受けてカメラが捉えた映像をダイレクトに表示することができる。
主な使い方としては、
- 小型液晶モニターでは確認しづらいようなピントの確認
- カメラのアングルにバリエーションを持たせる(例:超ローアングルでの撮影)
- 晴天時、周囲の光量によって起こるモニターの視認性低下の低減
などが挙げられる。「そんなの今時のカメラに搭載されてる液晶モニターでも問題ないでしょ」などと言うなかれ、全然違うし実際使ってみると使い方次第でかなり化ける製品だ。
プラスチッキーな本体と高品質なIPSパネル
外部液晶モニターとしては比較的安価な部類に入るこの製品、肝心の液晶パネルの品質はどうなのかというとIPSパネルを使っていてナチュラル&視野角の広さを実現している。パネル表面の質感も手抜きな感は全くなく、業務にも投入できそうなクオリティーだ。
ただ、本体自体の表面はいかにもなプラスチックでしっかりとコストを削減された感は否めない。組み立ての精度が高いのか強度に関しては全く問題はないもののここは少し残念なところ。
YouTuberは必携、自撮りモード
先にこの製品は使い方次第で化けると書いたが、その1つが「自撮りモード」としての利用だ。
これはメーカーが公表している呼称ではないのであくまでも勝手にそう呼んでいるだけだが、ANDYCINE A6本体をクルッと180度回転させると被写体に対してその被写体を見せることが可能になる。これを利用すればInstagaramでよくあるセルフィー、いわゆる自撮りが格段にやりやすくなったり、映像であれば構図や髪型などをきっちりと確認した上での撮影が可能になる。
バリアングル液晶を備えているGH5などであれば液晶モニター自体は小さいものの似たようなことはできなくもない。でも、ソニー製のカメラなんかだとそれができずにモヤモヤする場面があるのはソニーユーザーであればきっと経験があるハズ。そんなモヤモヤを大幅に軽減してくれるのがANDYCINE A6というワケだ。
ANDYCINE A6は「買い」なのか?
人それぞれの悩みの種類や度合い次第なのは言うまでもないとして、これで自分の映像クオリティを少しでも感じるなら迷わず買いです。仮に失敗したとしてもたかだか2万と少し、イイ映像を作ろうと思ったらまだまだ乗り越えなければならない壁がわんさとあります。これくらいでへこたれるようなら映像制作なんてやらなくてよろしい(断言)。
それでも悩ましいと思われるのであればとりあえず僕の制作したレビュー動画を観てみるといい。その利便性はもちろん、番組最後にはANDYCINE A6をプレゼントまでしてる。
グラフィック制作・PVやYouTube用の映像制作をやりつつ、YouTubeでのチャンネル運営サポートやコンサルティング、勉強会といったことを扱ってます。
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