キョクチ

M2搭載iPad Proレビュー

あ、これ前のモデルより断然いいかも…使い始めてほんの数分でそう感じるデバイスはあまりないが、先日発売されたばかりの新型iPad Pro 12.9インチモデル(厳密には純正のカバーとの組み合わせ)にはその魅力があった。
結論から先に書いてしまえば新型iPad Proは映像制作やグラフィック制作業務に携わっている人間であれば買っておいてまず間違いない、特により良いものを作っていきたいと考えている向上心旺盛な人間は買って間違いないどころか買うべきともいえる強力なツールに仕上がっている。
動画でのレビューはこちら

前モデルより大幅に強化されたGPU性能

購入したグレードはWi-Fiの12.9インチモデルをベースにストレージを1TBに変更、それに伴いメモリ容量が8GBから倍の16GBに拡張されたものとなる。
これはAffinity Photoを利用した写真加工、それもGFX100Sで撮影した1億画素超という極めて大きなデータ(そして非圧縮RAW)を極力快適にハンドリングしたいという考えから選択したモデルとなるが、これは近いうちにリリースされることがアナウンスされているDaVinci Resolve for iPadにおいても確実に活きてくる性能なのは間違いない。

これで金額284,800円。円安効果のおかげでだいぶ高い買い物になってしまった。

購入したモデルと価格。MacBook Proを購入できる金額になってしまった。
購入したモデルと価格。MacBook Proを購入できる金額になってしまった。

M1チップからM2チップに変更されたというのが今回のアップデートの大まかな部分ではあるものの、それによってCPU性能はともかくとして、クリエイティブ系アプリで重要となってくるGPU性能が飛躍的に上がっていることはとても大きなポイント。
GeekbenchではM1と比べて1.5倍ものGPU性能となり、Affinity Photo内で利用できるベンチマークではバージョンこそ違えど圧倒的に上だということがわかる。

GeekbenchでのCPUスコア。
GeekbenchでのCPUスコア。
GPU性能の指標となるMetalスコア。M1モデルから飛躍していることがわかる。
GPU性能の指標となるMetalスコア。M1モデルから飛躍していることがわかる。
Affinity Photoのベンチマーク。新型と第9世代iPadとの性能差は3倍ほどといったところ。
Affinity Photoのベンチマーク。新型と第9世代iPadとの性能差は3倍ほどといったところ。

ベンチマークでは測れない実性能はそれ以上

ベンチマーク上では予想を上回る進化を遂げている新型だが、果たして実際のパフォーマンスはどうなのか…残念ながら前モデルとなるM1 iPad Proはもう手元にはないため直接の比較はできないものの、GFX100Sで撮影した1億画素超の巨大データをAffinity Photoで編集するという方法でチェックしてみた。

このデータ、すでにMacBook Pro2020で編集済みのものだがとにかく重いデータ(データサイズ約2GB、レイヤー数は数十)。あまりにも重すぎてMBPではブラシ描画などにおいて大きな遅延が発生したため大変なストレスと時間をかけて制作したものだが、これがM2 iPad Proになると軽々とこなしてしまいブラシの遅延も感じられない。
Apple Siliconに移行してからAffinity Photoの最適化がより進んだとは感じていたが、まさかほんの2年でiPadに体感上の速度でここまで引き離されてしまうとは思いもしなかった。

このように超高性能な新型、本記事では先日配信したばかりのレビュー動画の一部を抜粋したものになるのでもっと情報が必要だということであれば以下から視聴してもらいたい。

なお、レビュー動画では触れていなかった部分として我が家で唯一のWi-Fi6対応デバイスであったことからその速度向上に期待していたが、googleの提供する速度提供ツールで計測する限りでは下り・上りともに800Mbps程度に留まっておりほとんど影響を感じない(10Gbpsの光回線を利用)。そしてバッテリーの持続時間は前モデルとほぼ同様で無印iPadなどと比べると少しだけ早いと感じるが、それが不満にならないほど今回のiPad Proには満足している、間違いなくオススメだ。

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