本日、ようやくというかなんというかDaVinci Resolve for iPadがリリースされた。
個人的にあまり関心はなかったものの、せっかくだからと無印iPadとiPad Proの両方にインストールしてみた。そのファーストインプレッションを軽く(まだ全然触れていない)、そしてドライに伝えていく。
M1チップに最適化の影響かただの不具合か? 顕著な速度差
まず最初に無印iPadにインストールしたが、真っ先に感じたのは「起動がとてつもなく遅い」だった。
僕の利用している無印iPadは第9世代のもの。起動速度は測っていないが体感的には10秒中盤といったところ、ようやく起動したと思って素材読み込みボタンをクリックしたらこれまた猛烈にレスポンス悪くダイアログが開くといった具合にちょくちょく固まる場面に遭遇した。
先に書いてしまえば、この「画面が一時的にフリーズしてしまう」という問題はiPad Proにも当てはまるため一概に性能差がどうとかいえない部分はあるものの、それを差し引いても起動速度の差は5倍ほどあるしとにかくM2 iPad Pro 12.9インチ、それも16GBメモリの快適性は極めて高く、比べるまでもなく「圧倒的に」無印iPadを超えた動作速度だ。
まあ3GBしかメモリを積んでいない無印iPadで起動するだけでも十分ありがたい(※ブラマジの発表によるとどうやらM1チップを搭載したiPad以外では機能制限がかかるらしい。ついでに古いiPadではHDコンテンツしか扱えないとのこと。対応機種は以下の表を参照してほしい)ことではあるので、レスポンスがどうとかいうのはおかしな話なのかもしれない。
それ以外の違いは意外なところで「画質」
もうひとつ、すぐに気が付いた違いがあるが、それは「画質」だ。
ここでいう画質はハードウェア性能のそれではなく、なんというかアプリ側で意図的に差別化した(?)ように思えなくもない画質差のことで、その差は上述した起動画面ですぐに確認できる。
冒頭でも書いたようにまだあまり触れていないので写真を撮るといったことはしていないが、起動画面にあるグラデーションの階調の境目が無印iPadでははっきりと認識できるレベルで表示されているのに対し、iPad Proでは階調は極々滑らかに繋がり綺麗なグラデーションになっている。
これはなんだろう、負荷を下げるために古い、ないしは性能の高くないiPadではUIの表示品質を下げるような作りにでもなっているのだろうか?
とりあえず気が付いたところは現状そんなところだが、USB Type-Cが挿せるiPad Proだとわざわざ本体に動画データをダウンロードすることなく気軽に外付けSSDにある動画素材を利用して編集作業ができることは何気に気に入っている。
とまあこんなカンジ。時間ができたらきっちり使い込んでみる予定。
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割とヒマな人、2019年頃にアドビ製品を全部絶った「脱アドビ」を達成。
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