Apple Watch Series4(アップルウォッチ シリーズ4)が届いてからおよそ2週間が経過した。ファーストインプレッションというには随分遅れてしまったがようやくある程度の感触を掴むことができたので遅まきながら皆さんにお伝えしていきたい。
前提:デジタル時計嫌い
そもそも、Apple Watchを購入したのは活動量計としての役割を重視してのことだ。これまで普段のトレーニングにはiPhoneを利用していたが、汗のかいた手指での操作性が最悪なiPhoneに辟易していたところでタイミング良く最新型のSeries4が登場したというワケだ。
実は、僕はApple Watchのデザインが好きじゃない、好きじゃないどころか嫌いだ。理由はデジタル製品だから。日頃仕事で様々なデジタル機材を扱っている人間だが特定のカテゴリでは断然アナログ派。こ綺麗なデジタルの良さは認めるものの、僕が「腕時計」に求めているのは物理的・歴史的重みと時間が1日で数秒狂ってしまうような不自由さ、そんな一種の味みたいなものだ。
そんな僕がデジタル全開なApple Watchを使うとどうなるのか、そこらへんも是非楽しんでもらえればと思う。
Apple Watchの良い点
詳細な説明は動画の方を観てもらうとして、ここではApple Watchの良いと思われる部分を箇条書きしていく。中には動画の中では触れていない部分も含んでいるが、これは喋ってはいたものの話が長すぎて編集にカットしている。
- 高速なアプリケーション起動
- 視野角、日中の視認性ともに問題なし
- 活動量計としての機能性は抜群。汗ばんだ手指でも問題なく操作可能
- スピーカー性能。静かな場所では相手の声がクリアに聞こえて会話に支障がない
2週間ほどのテストで感じた部分は軽快な動作に始まる基本性能、それに加えて優秀な活動量計。順調に世代を重ねてきた結果だろうか、しっかり作り込まれている印象を受ける。
便利だと思える点
次に、そんなに利用頻度は高くないもののApple Watchならではだと思える便利機能。
- Mapの連携機能
- 写真の取り込み
先日、仕事で新宿に行くことがあったがその時にMapの連携機能を利用してみたが散々よく分からない道を歩かされた挙句、結局iPhoneの地図アプリを観ることによって目的地に到着することができた。詳細は省くがこの機能に関しては使い方に関してちょっとしたコツがある、そう感じた。
写真の取り込みは映像を観て貰えば分かる通り、撮影した猫の可愛らしい姿を鑑賞するのに充分耐えうる画質・サイズで意外と実用性は高い。
悪い点
最後に自分にとってはマイナスとなるポイント。実は結構ある。
- 文字盤の味気なさ
- Siriの実用性の低さ
- 不意に点灯した時はそこに目がいき集中力が途切れる。
- 全ての通知を反映すると物事に集中できない。通知に関する設定は慎重に
- バッテリーの持続時間が短い
- Audibleが動作しない
デジタルデバイスならではのこ綺麗さは見方を変えると味気なさにも繋がってしまう。不満の半分はそこにあり、もう半分は通知に確実に気づけてしまうというその利便性の高さにある。
便利すぎるが故の不便さ
全ての通知に気づけてしまう、これがApple Watchを使い続ける上で最も重要なキーワードな気がする。Apple Watchを持っていると周りに周知されると送られてきたメールやメッセージにはすぐに返事をしなくてはならない、電話は絶対に取らなければならない・・・それは言い過ぎだとしても僕にとってはプレッシャーになる。
返事を返すのはいいとしてもそこで自分の時間が削り取られてしまう訳で、そのやり取りが多かったりするとストレスになってしまう。そう感じることが何度かあり、結局iPhone含めApple Watchの通知はメールやメッセージなどほぼ全ての通知を切って運用している。
大げさにいうと通知がくるのは電話があった時くらい・・・こうなるとただの腕時計だが、僕がApple Watchに求めている機能は活動量計と時計、そして多少の健康関連の機能だけなのだと痛感した2週間だった。
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