「DaVinci Resolve ラジオ」更新しました。映像制作や配信において画質と同じくらい重要なのが「音」。今回はその音を綺麗に入出力するための「オーディオインターフェース」についての話になります、皆さんは満足していますか?
今回は、ラジオ内で話題になった「定番機材の寿命問題」と、突如発表されたRolandの新作「GO:MIXER STUDIO」について現役制作者たちの生々しい本音をまとめました。
1. 「Focusrite Scarlett」神話の崩壊?定番機の意外な寿命
安価で高音質、赤いボディでおなじみのFocusrite Scarlettシリーズ。多くのクリエイターが愛用していますが、長期間使用していると「ガタ」が来るようです(今回がScarlettユーザーである小町さんの例を挙げていますが、あくまでも一例だということにご留意ください)。
- 症状: ボリュームノブを回すと「ジジジ…」というノイズ(ガリ)が発生したりPC接続が不安定になり認識しなくなる現象が報告されています。
- 現場の対応: あまりに不安定なためマイク入力としては使わず、単なる「スピーカー出力用(DAC)」として割り切り、録音はZoom H1 XLR(32bitフロート対応レコーダー)をIFモードにして代用するという涙ぐましい運用も…。
僕なんかはオーディオインターフェイスみたいな機材は一度買ってしまえば10年くらいは使えるモノだとばかり思っていました。
2. 8年ぶりの沈黙を破る!Roland「GO:MIXER STUDIO」
そんな「IF難民(小町さん)」の前に現れたのが、2026年1月に発売されたRolandの新作「GO:MIXER STUDIO」(市場価格 44,000円前後)。
Rolandとしては小町さん曰く「プリアンプ性能の低いRubix」以来、約8年ぶりとなる本格的なオーディオインターフェースの登場です。
【ここがスゴい!GO:MIXER STUDIOのスペック】
- 入力おばけ: まさかの12入力 / 6出力。XLRマイク×2、ギター、ライン、スマホ(AUX)、ヘッドセットなど、あらゆる音源をこれ1台でまとめられます。ホントか?
- 配信特化機能: DSPエフェクト(EQ、コンプ、リバーブ)を内蔵し、ループバック機能も搭載。PCの音とマイク音声をズレなくミックスして配信可能です。
- スマホ・PC両対応: モバイルバッテリー駆動も可能で、外での収録から自宅スタジオまでシームレスに対応。
3. 「多機能=正義」か?制作者たちの懸念点
スペックだけ見れば「買い」に見えるGO:MIXER STUDIOですが、古参ユーザーからは慎重な声も上がっています。
- 「Rubixの悪夢」再び?:かつてのRolandのエントリー機「Rubix22」では、マイクプリアンプのゲインを上げると「サーッ」というホワイトノイズが目立つという弱点がありました。今回の新作も「これだけ多機能で4万円台ということは、プリアンプの質はそこそこなのでは?」という懸念が拭えないとのこと。
- ターゲット層の違い:最近のトレンドは純粋な音楽制作(録音品質重視)よりも、「配信・ゲーム実況(機能性重視)」にシフトしています。 YAMAHAのAG/ZGシリーズや今回のGO:MIXER STUDIOも、「ミキサー機能付きIF」としての側面が強く、純粋な音質を求める層にはAntelope AudioやRMEのような10万円クラスの高級機との住み分けが進んでいるようです。
まとめ:あなたはどっちを選ぶ?
| あなたのスタイル | おすすめの選択 |
| 配信・ゲーム実況・マルチデバイス | Roland GO:MIXER STUDIO これ1台で完結する便利さは最強。配線地獄から解放! |
| ナレーション収録・音楽制作 | SSL 2+ / Motu M2 / Antelope 機能はシンプルでも、プリアンプの質にお金をかけたモデルが無難かも。 |
「新製品だから飛びつく」のではなく、自分の用途(配信メインか、制作メインか)を見極めるのが、失敗しない機材選びのコツと言えそうです。
人柱…もとい、勇気ある購入者のレビューを待ってから判断しても遅くはないかもしれませんね…ひとまず小町さんと松尾さんの2人にはその人柱を買って出ていただきたいところです。
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