先日Serifから同社のグラフィックであるAffinity DesignerとAffinity Photoに関するアップデートがあった。デスクトップ版だけではなくiOS・Win版も同時にリリースされているのでどちらかでこのアプリを利用されている方は今すぐアップデートをかけるべきだ。
アップデートされた数々の改良点と注目点
僕の方はもうMac版、iOS版ともにアップデートしてしまっているが改良点や追加された機能に関してはあまりに多すぎてまだほとんど確認できていない。体感的にはAffinity Designerでは基本操作系ではかなり強力な機能が追加されているがAffinity Photoにはそれほど大きな機能追加はないといった印象だ。
ただ、今回のアップデートで個人的にもっと大きな強化点だと感じたのはパフォーマンスに関して。
どちらのアプリも環境設定を確認するとこれまでグレーアウトして利用することの出来なかったGPUアクセラレーション機能が「標準で」オンになっている。これはどうやらmacOSのバグが関係しているらしく、その影響で特定の環境下ではアクセラレーションを利用することができなったものを今回のバージョンからようやく解放することができたというわけだ。
そのおかげで(僕の環境では)パフォーマンスが劇的に向上。これまでマルチコアで処理していたものがGPU主体、それも「デュアルGPU」を使用してレンダリングするようになっている。僕は長年この手のアプリを使ってきたがグラフィック系のシンプルなアプリでデュアルGPUを利用するのはこれが初めて。ここらへんの挙動とパフォーマンスの差を収めた動画がfacebookで運営している「Affinity User Group JAPAN」内にあるが壮観な光景なのでぜひその目で確認して欲しい。
まだまだ気が付いていないだけの注目すべき新機能や改善点は数多くあるはず、近いうちにそれらも紹介できればと思う。
最後になるが、今ならAffinity DesignerとAffinity Photoがデスクトップ版、iOS版関係なくどちらも通常の20%オフで購入できるキャンペーンを行っている。少しでもこのアプリに興味を持たれている方はこれを機会に購入してみてはどうだろうか(さらに、通常有料で販売している書体数種類やアイコンデータがオマケとしてもらえる)。
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グラフィック制作・PVやYouTube用の映像制作をやりつつ、YouTubeでのチャンネル運営サポートやコンサルティング、勉強会といったことを扱ってます。
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