iPad Pro、買うなら断然セルラーモデル論

新年早々に購入したiPad Pro（セルラーモデル）だけど、連日連夜大活躍。それこそApple Pencil共々肌身離さず持ち歩き、過去に例を見ないほどの活用っぷり。

過去を振り返ると、初代iPadを買ったしiPad mini2も買った。もちろん、MacBook系やiPhoneも買ってきた。その経験から言わせてもらうと「iPad Proの利便性は過去のどの製品よりも頭3つくらい抜けている」だ。

もう褒めちぎることしかできないiPad Pro。

性能云々以上にある程度複雑な作業を可能とするワークスペースにAffinity Photoのような超高機能なグラフィックツール、iOS11から搭載されたDockやドラッグ＆ドロップ、Apple Pencilにスマートキーボードの利便性などなど、単体での評価ではないものの僕史上最高のモバイルデバイスであるということには一切疑問の余地がない、ホントそれくらい気に入っている。

さて、そんな僕がふと気になった、というか購入前に少しだけ悩んだ話を少しだけしておく。

購入すべきはセルラーモデルか、それともWi-Fiモデルか…

過去にiPadを購入してきたというのは先に書いたけど、それらは全てWi-Fiモデルであってセルラーモデルではなかった。当時はWi-Fiルーターを持ち歩いていたということがその理由だけど、現在Wi-Fiモデルを購入すると仮定した場合、外出先でそのiPad Proをインターネットに繋げる手段はiPhone 6sでテザリングを利用するしかない。

iPad Pro単体でインターネットに接続するためにはセルラーモデルを選択するしかないが、皆さんご存知のようにセルラーモデルはWi-Fiモデルよりもちょっと高価だ。

アラブの石油王であれば誤差の範囲内だろうけど、こっちは今日を生き抜くので精一杯な個人事業主。どんなモノでも費用対効果はしっかりと考えて購入しなければならない。
どうせiPhoneは外出する時は大抵持ち歩いているワケだから、理屈で言えば僕の環境ではセルラーモデルをチョイスする必要性は無い…と思われるかもしれないが、僕の下した決断はセルラーモデルだった。

それも「圧倒的にセルラーモデル！」としてだ。

問題は「使いづらくて面倒なテザリング」。

先に結論を書いておくと、iPad Proを購入するユーザーのうち、セルラーモデルを購入した方が幸せになる可能性の高いのはこんな使い方をする人だ。

打ち合わせの最中、話の中で出てくる話題を咄嗟に調べたい、または参考サイトを見ながら話をしたい人。
すでに格安SIMサービスを利用している人（Apple Storeで購入する場合）。

この2つの条件、思いっきり僕自身に当てはまるんだけど、特に1のシチュエーションが多い場合だとiPhoneを使ったテザリングだともう面倒でしょうがない。

理由は以下の通り。

常時接続では無い。
そもそもiPadの設定画面にiPhoneが表示されない（=テザリングできない）
その上たまに接続に失敗する

上から順に説明していこう。

まず、据え置き型のWi-Fiを使った場合と違ってiPhoneを使ったテザリングは相手がiPadやiPhoneだと常時接続ではなく、iPadの電源を切って少し時間を置くとすぐに切断されるようになっている。そのため頻繁に取り出して使うような場合にはその都度設定画面からiPhoneを探して接続して…を繰り返す羽目になる。

さらに、それ以前にiPadでiPhoneとテザリングを確立しようと設定画面を見ても一向にiPhoneが出てこないことがあるし、ようやく出てきても接続に失敗しちゃうことも普通にあるんだから、もうね、記事書いているうちに自然と身体が熱くなるのを感じるレベルで腹がたつ。

「そんなのお前の環境特有の問題だろ」と言われてしまうかもしれないが、不便なものはしょうがないし、実際にそれに遭遇しまくってるんだからバリバリ使おうと思ったらWi-Fiモデルなんて買わねーよってことなんですね（鼻息が荒い）。

iPad Proを長く使う上で1万円程度など誤差の範囲。

長々と書いてきたけど「iPad Proなんていうウルトラ便利なデバイスを長く使うなら1万や2万なんて誤差の範囲」っていうのが僕の出した結論。
ウルトラ便利なのに上に書いたようなどうしようもない現象に悩まされてたんじゃ悔やんでも悔やみきれないくらいにiPad Proは便利。その可能性を最大限に引き出すためにも可能な限りボトルネック（Wi-Fi）は取り除くのが真のiPaderだと、僕は考えるのです。

Appleの長い歴史においても最大級に革新的なこのデバイス、動画編集を除けば業務利用もバリバリいける。下の動画を見て納得できるなら今すぐ買いに走るべし!!!