我らがBlackmagic DesignさんがDaVinci Resolve 14のアップデートをリリースしていますよっと。
今年の中旬頃にβ1をリリースして以降、矢継ぎ早にアップデートを重ね、気がついてみればはやβ7。いつになったら正式版が出てくれるのか、いやきっとこれが最後のβ版に違いないってとこでどこらへんが変わったのか見ていこう。
主な変更箇所は設定画面の構成とFairlight
今回の記事はある程度動画編集の知識と技術があり、かつDaVinci Resolveを使用しているユーザーを対象にしているんで細かい説明は省きまくって要点だけを書いていく。
まだ使ってないよというそこのあなた、今すぐそのだらけきったPCにDaVinci Resolveさまをぶち込んでやりなさい(無償だし)。幸せになれマス。
サポートページを見ると今回の変更・修正個所は見た目とFairlight関連が主とのこと。
以下Blackmagic Designのページより引用。
今回のベータアップデートは、システムおよびユーザー設定の再編成、Fairlightページのトラックオートメーション・データの表示サポート、複数の個別オーディオトラックのレンダー機能に対応、Fairlightのタイムライン・ナビゲーションおよびビデオ再生パフォーマンスが向上。全体的なパフォーマンスおよび安定性が向上。DaVinci Resolve 14 Studioは、無償版の全機能に加え、顔認識/補正ツールを含む数十種類のResolve FXフィルター、複数ユーザーのコラボレーションツール、120fpsまでのフレームレートでの4K以上の出力、モーションブラー、時間的/空間的ノイズ除去、3Dツールなどの機能を搭載。このバージョンの使用にはDaVinci Resolveドングルが必要です。
どうやら小規模のアップデートらしいことは分かった。
ようやく情報が増えてきたFairlight
ふむ、確かにパッと見全然分からないけど設定画面は大分・・・というか変わりまくってて何がなんだか分からない。
UI設定や自動保存設定などの設定がプロジェクト設定からごっそり姿を消し、代わりに「環境設定」の中にある「ユーザー」タブから設定するようになっている。う〜ん、ちょっと分かりづらい。
Blackmagic Designとしてはユーザーの意見とこれからのことを考えての変更だというのは理解できるけど一気にキタなあといったカンジ。
しかも、自分の環境だけの現象かもしれないけどプロジェクト設定画面の縦幅が極端に短くなっててスクロールしないと項目を確認できなくなってる。ダイアログウィンドウの幅を変更することはできないみたいだしコレめちゃくちゃ改悪ジャン!!
でだ、Fairlightに関しては正直サッパリ分からん。メニュー項目が多少増えたかなっていう程度。いやいやそれよりもインストーラーに付属しているマニュアルにFairlight関連の情報がいつの間にか格段に増えてるよ。最初の頃は全然説明がなかったけどこれなら安心して使える・・・って全部英語だよ!読めるか!!!
Fairlightページでの再生パフォーマンスの向上云々に関しては・・・うん、全く違いが分からないね。
アップデートに意義は感じないけれど1つだけある!それは・・・
今回はまだアップデートをしたばかりでその違いを感じる場面は設定画面などの勝手が変わってしまったために起こる混乱以外はなく、パフォーマンスの向上も感じることができなかった。
ほとんど変わらないとなると、業務で利用している僕としては安定していたβ6を使い続けて正式版が出た時に上げちゃえばいっかななんて思ってたけど・・・あった、β6にあった大きな問題がβ7で解決されているのあったよ!
β6にあった大きな問題、それは「Fusion Connectが使えない」ということ。例えばDaVinci Resolveのタイムラインに配置したクリップをFusion Connectを使ってFusionに送信したとしよう。
その場合、通常ならFusionで編集後レンダリングされたデータは自動的にDaVinci Resolveに返されてその結果が反映されているんだけど、これがβ6だけはできなかった。
もうね、できないとかそんな生やさしいものじゃなくてアプリが強制終了しちゃう。再生インジケーターがFusion Connectクリップの上になろうものなら即強制終了。極めつけは、保存するタイミングが悪いと強制終了→再起動→強制終了→再起動・・・の永遠ループ。
DaVinci ResolveとFusionのみで作っているYouTubeコンテンツ「Beauty Trip」はこの問題のおかげで3時間かかって編集したデータが完全に開けなくなってしまった。おかげで配信日時に間に合わず・・・トホホ。
結論『何が何でも上げとこう!!』
グラフィック制作・PVやYouTube用の映像制作をやりつつ、YouTubeでのチャンネル運営サポートやコンサルティング、勉強会といったことを扱ってます。
割とヒマな人、2019年頃にアドビ製品を全部絶った「脱アドビ」を達成。
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