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子どもでもできる、「超」が付くほどカンタンな動画編集法 | DaVinci Resolveの使い方

日頃から色々な人に動画編集についてのレクチャーをしていて強く感じる「動画編集凄く大変」感。
もちろんこれは相手から感じるものだが、そのたびに説明させてもらうことをここにも書いておくことにする。

求めるレベルによって受け取るメッセージが違ってきて「お前が言っていることは間違っている!」と言われかねないので想定するターゲットを「一般的な1人トーク型YouTubeコンテンツを作る場合」とする。
「一般的な」というのはテレビライクな映像、もちろんカラコレやカラグレをすることもないし、Fusionを使わずテロップやBGMを載せてちょっとしたトランジションやらエフェクトやらを追加するだけで表現できるようなコンテンツのことを指す。

正直、作るだけの技術なら習得に3時間も必要としないくらい簡単なので上述したターゲットに当てはまると思った方は読み進めてください。

動画編集に必要なスキルは「日記の読み書き能力」だけでいい。あとは「ハサミかエンピツか」

初めて動画編集に挑もうという方から必ずといっていいほど言われる「ソフトを開いてまずどこを触れていいのかから分からない」的な話。
この話は最初の頃は誰でも通った道であるので理解できるとして、問題なのは機能や仕組みを理解できないと次に進めないような場合だ。
教える側としては時間の都合もあるので最短で作業を始める準備から編集、書き出しへと進めていくワケだが、納得できないまま進めるということが心理的障壁になるようで操作がとてもたどたどしくなってしまう方が大半だったりする。

ここで少し脱線。僕がこれまで教えてきた人の中で覚えが速いというか要領のいい人はここらへんの割り切りがとても上手にできている方が多い。普段は人にモノを教えている人に多い気がするが、やはりそういう方は教える側だけでなく教わる側のコツというものも心得ているのか伝えたことをテキパキと実行に移し、その行動と結果を自然体で受け止め吸収しているという印象を受ける。

話を戻して、理屈で理解できないと前に進めないというはしょうがないことではあるものの、それを求めるのはもっと先の話であるし解答をひとつひとつの操作に対して求められては前に進まないので、そういう問題を未然に防ぐ意味でも受講者に対してあるひとつのメッセージを早い段階で伝えるようにしている。

それは「動画編集で大事なスキルはソフトを使いことではなく日記の読み書き能力」だということ。
たとえば、日記を書こうとした場合、初心者にありがちなミスは「朝起きてから夜眠りに就くあたりまでを時系列に書き並べていくこと」で、これだと誰にも読まれることのないただの長文になってしまう。

だが、同じ日記でも毎回テーマをひとつに絞るとどうだろう。仮にその日に行われた花火大会にフィーチャーした日記を書くことを決めた瞬間に花火大会を伝えていくための道筋が決まり、同時に必要な情報とそうでない情報がかなり明確になるハズだ。
そうなればこっちのもの、あとは必要な情報のみを集めていきカタチにするだけでそれなりのモノができるというワケだ。動画編集もまさにそれと同じで、伝えたいことさえクリアにイメージできているのであればそれを書き溜めていくことになるエンピツとノートがMacであったり動画編集ソフトに変わるだけで、そこで行う作業は「動画や画像やテロップなどの素材」「タイムラインに並べて」「不要な部分はハサミで切り貼りして」「時に不要な部分を縮めて消して」「オマケにBGMを追加してやる」「隠し味程度にちょっとしたエフェクトを追加してやる」程度。このスキル自体は算数でいうと足し算・引き算、道具でいえばハサミやエンピツを使うような難易度だが、一般的な動画編集とはたったこれだけで完成してしまう「超カンタン」な作業、動画編集を覚えたいと考える方は肩に力を入れる必要などどこにもない。

シンプルな動画編集の場合の作業イメージ。覚えることが極少ないことが分かる。
シンプルな動画編集の場合の作業イメージ。覚えることがとても少ないことが分かる。

作業自体はシンプル・カンタンだが、それはテーマや完成形が明確になっているからこそ。動画編集ソフトの使い方云々以上に大事な「伝える能力」というのは読む相手を想定しつつ、読みやすい日記を読み書きする行為と全く同じ。すなわち、動画編集に必要なのはソフトを使いこなすなどという小手先のスキルではなく、これまでの人生で培ってきた教養ということになる。

これは動画編集に関して相談してくる人と話をしていて感じることだが、動画編集が大変だというイメージが強い人ほど自分の作りたいと思い描くイメージが希薄な気がしている。イメージをしっかりと思い描けている人であればそれを実現するための最短距離を「迷い無く」進んでいける(これと肩を並べて多い理由としては単純にPCに対しての苦手意識)。
たとえ各ツールの役割をきちんと理解することはできなくてもまずは自分の作りたいものを作り上げるフローを確立し、その後技術を発展させたいと思った時、またはその必要に迫られた時にゆっくり、着実に習得していけばいいのだ。

こういった学習フローを採用するとDaVinci ResolveはアドビのPremiere ProやFinal Cut Proと比べて難易度はほとんど変わらない。なぜなら使う機能はごくシンプルかつ少ないから。最初に「一般的なYouTubeコンテンツ」と書いたが、この程度であればそれこそ小学生でも1日あればすぐに覚えられると考えている。

大事なポイントは「ピンポイントの使い方を覚えること」だ。極端な話、目的・目標に最短で辿り着くのに必要な使い方だけを習得できればそれでいい。その使い方を通して、何度も繰り返してみて初めて自分が使ったツールや操作がどう影響を与えるのかということを深く理解することができるのだ。

販売中の動画教材「DaVinci Resolve基本マスターコース」ではそんな基本をサクッとマスターしつつ、それを発展させたテクニックを多数収録している。

『DaVinci Resolve基本マスターコース』紹介ページ
https://kyokuti-creator-school.teachable.com/p/davinciresolve_color_bmc

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