先日配布されたDaVinci Resolveの最新アップデート、サポートページを見ても目立った改善点もないと思っていたら全然違った。
不具合修正というわけではないが、なんとこの最新バージョン(β4)からFusionページが日本語に対応しているのだ。
エフェクトやSelect Tool、そしてインスペクタなどの大部分が日本語になったことによりこれまで以上にFusionに対するハードルが下がったといえる。
僕はといえば、英語で全く問題なかったというか情報収集をする上では英語表記の方が有利であるためあまり嬉しくはないものの、これからFusionを覚えようという方で英語の情報を必要としないということであればメリットが大きそうだ。
それと、少なからず日本語表記に伴う問題が発生している。
上にある画像のようにエフェクト一覧では日本語表記であるものの、いざそのノードを並べてみると途端に英語表記に戻ってしまうヘンテコ仕様に。
これだけでも混乱を招いてしまうが、さらにSelect Tool(Shift + Space)にてツールを検索しようとした時、これまでの英語表記だと検索できなくなってしまっているのはいただけない。
日本語に対応したこと自体は歓迎するが「あちらでは日本語、こちらでは英語を」となってしまうと問題だ。
先にも書いたように個人的には英語表記が使いやすいので英語表記に戻したい…だが、そうするためにはDaVinci Resolve全体を英語表記にしなければならないようでそれはちょっと困る(エディットページなどといった他のページも英語で慣れればそちらの方が都合がいいかもしれないが…)。
一応ブラマジにこの件に関して要望を出しておいたが、望みが叶う可能性はかなり低いだろう。
と、小言を書いてはみたものの、FusionもBlackmagicに買収されてから随分経つが、ここにきてようやく日本語に対応というのは色々と感慨深いものがある。
Blackmagicには今回の日本語対応だけでなくFusionの開発スピードそのものを加速してくれることを期待している。
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