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DaVinci Resolve 19とNAB SHOW 2023

もうすぐDaVinci Resolve 19がリリースされる、ハズ――。

ハズ、というのはDaVinci Resolveはちょっとしたイレギュラーを除き毎年4月にメジャーアップデートをしているので、余程のことがない限り今月の中旬から後半にかけてリリースされると思われるので、その勢いをもって今月15日(現地時間)から開催されるNAB SHOW 2023に出展するだろうという考えから。

去年はネットワークストレージのCloud Storeシリーズと、それに付随するクラウドサービスで映像業界を賑わせてくれたBlackmagicだが、1年経とうとしている今でもこのクラウドサービスはパブリックベータ状態、プレゼンテーション機能にいたってはパブリックベータにすら達していないという有り様。
このことを考えると、去年に引き続き今年の売り(のひとつ)もクラウドサービス、特にプレゼンテーション機能にスポットを当てたものになるであろうことは容易に想像(妄想かも。まだまだ登場しない可能性もあり得る)できることなのだが、個人的に気になっているポイントは「去年のリリース内容のまま出てくるのか、それともそこにさらに機能を追加したサプライズを伴って登場してくるのか」ということ。

というのも、現在映像制作案件においてクライアントとのレビュー作業に利用しているFrame.ioに許容しかねる不具合がいくつか発生(コメントが書き込めない・反映されない、再生パフォーマンスが低いなど)していて業務に支障を来す、もしくは利用しているメリットがなくなってきているから。

期待するのはFrame.io以上の利便性

Blackmagicの説明を読む限りでは現状Frame.ioを「完全に」代替するような機能はプレゼンテーション機能にはないように見受けられるものの、DaVinci Resolveからの直接アップロードができるという説明を読む限りでは少なからずクラウドストレージ機能はあるようで、このストレージ機能をユーザーに対してどこまで解放するのかという問題だとは思うけども、Blackmagic Cloudのプロジェクト単位での課金と同じ扱いになってしまうと実用性に乏しいしシンプルに困る(数が多い代わりに単価の低い案件などに利用しづらくなる)。

なぜBlackmagicがこのプレゼンテーション機能の実装にここまで時間をかけているのかは見当がつかないが、ここまでリリースが遅れてしまっているのであればいっそのことDaVinci Resolve + Frame.ioユーザーを全て取り込む気概を込めて同程度かそれ以上のものを出して欲しいと願っている…というか、今のFrame.ioはクライアント・制作者両方にとって負担が増えるような不具合が目立ってきている(用途や環境によるのかもしれないが)ので乗り換えに関する話題はそれなりに優先順位の高い問題だったりする。

Blackmagicのことなのでそれ以外にも新機能の追加や既存機能の改善も「大量に」やってくれるとは思う(Fusion関連の改善を切望)ものの、このクラウドサービスもいい加減地に足のついたサービスにしてもらいたい。

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